このブログは夫のケガ（頚髄損傷）や妻の私が体験した当時(２０１９年～）の様子を自身の記録として。また、身体障害者手帳・障害年金の申請などについても触れ少しでもどなたかのお役に立てればと思い始めました。
～ブログタイトルについて～
日本には金継ぎという文化があり高価な焼き物が割れた際、ただ修復するだけでなく継ぎ目を美しく装飾し蘇らせる技が古来より伝えられてきました。修復された器は味があるとか深みが増すと言われ年代物などは割れる前より珍重される事もあるようです。
頸髄損傷で障害を負い寝たきりだった夫の身体はリハビリを重ね沢山の人の助けと本人の努力で再び動き出しました。しかしながら、全く元通りと言うわけにはいかず今でも四肢には部分麻痺が残り痛みや痺れも常にある状態です。
その時ふと「コレって金継ぎで蘇った焼き物に似てるな」と思ったのです。
金継ぎの部分は力を貸してくださった皆さんの結晶であり、障がい者になっても自分を失うことなく生きる夫は傷つきながらも蘇った器のようだと・・・。
夫が突然、障がい者となった当時から今に至る金継ぎ的ライフを、ゆるっとコツコツ綴っていきたいと思います。
突然失った平凡な日常を、新しい日常へゆっくりと変えていきたい。
また平凡な日常といえる様に。